Moin Moin北ドイツに暮らす→南ドイツで暮らしはじめました

食いしん坊オペラ歌手の夫と3人の食べ盛りの子供達との楽しい食卓、バイリンガル教育、音楽、オペラ情報等を北欧ほど近い北ドイツの街から、お届け☆→2020年フランスほど近い南ドイツに引っ越しました。

高熱で熱せん妄の症状が出たら〜ワンオペなのに母倒れてどうしたの?

ご無沙汰しております。(←最近はこればかり…)

 

今日は、先週から今週にかけて長女とともにダウンしていたお話。

お料理レシピは続けて、更新します。

 

先週水曜日、長女(12歳)が40度以上の熱で倒れ、「熱せん妄」↓の症状も出たので流石に動揺しました。

 

http://www.mcs.or.jp/images/NewsPDF/NewsPDF_2zGzyv8YpMm3ummYXEh9gH5WavZj392d_1.pdf

 

目も虚ろで、ドイツ語でも日本語でも会話が成り立たないので、ベッドに寝かせ熱を測ると41度!今までにない高熱だったので、(日本で勤務経験のある)医者の友人に急いで電話をし、指示を仰ぎました。

その時点で、急いで解熱剤イブプロフェンを飲ませようと思いましたが、

 

『日本では、少しでもインフルエンザ脳炎のリスクを下げるために、イブプロフェンやアスピリンの処方は避けます。できれば、アセトアミノフェン(日本でいうならカロナールとか?)で!』


と言われたので、ドイツで一般的なパラセタモールを飲ませることにしました。

 

その時点で、saki家ではパラセタモールを切らしていたので、近所の幼児がいる友人宅に電話をかけてみました。(ドイツで幼児に出される解熱剤は、パラセタモールが一般的な様な気がします。)5分後にはパラセタモールを持ってきてくれ、長女に飲ませることができました。

そのほかに医者の友人からは、

 

『寝かせた姿勢でお臍を見る様に言ってください。もし、首を痛がる様でしたら、すぐに連絡ください。→首を痛がる場合、髄膜炎の疑い。首から、後頭部にかけて硬直する症状が出るため。』

『インフルの場合、熱痙攣は怖いので、夜は隣で様子を見てあげてください。何かあればすぐに連絡ください。』

 

無事に夜が明け、少し落ち着いたか?と思いましたが、次の朝には再び40度+「熱せん妄」…

 

もう一度、パラセタモールを飲ませ、長女を休ませている間に友人医者に再度相談。

もう一人別のドイツで勤務経験のある友人小児科医にも相談。

 

「高熱の中、予約の取れない小児科に待ち時間覚悟で連れていくかどうか。」

 

結論は、

 

「診察記録が残れば、後に何か起きた時に対処の仕方が変わる。かもしれない…

 

とのことで、小雨降る中、虚ろな長女を車に乗せて、普段なら1分もかからない車から病院までの扉までも5分くらいかけて、支え歩いて行きました。

 

小児科には電話で連絡を入れ、

「午後は予約でいっぱいで無理!今すぐに来て。待つけれど。」

と言われ、風邪菌いっぱいの待合室で待つこと3時間。。。しかも、みんなマスクなんてしてない。

 

喉、耳、気管等の炎症はないか、髄膜炎の症状はないか等の初見をしてもらい、

「あと二日くらい熱が下がらない様なら、もう一度来てください。」

 

とのこと。薬も処方されないので、解熱剤を出してもらいたく、イブプロフェンかどちらが良い?と聞かれたので、パラセタモールを要求して、処方箋を書いてもらいました。

「どちらでも処方できるけれど、服用はどちらかの薬にしてください。」

と言われました。

熱せん妄の症状も説明しましたが、この時点では、普通に会話できる様になっていたので、それ以上に言及されず。

 

判断は医者によって本当にまちまちで、saki家のかかりつけ小児科医は、極力薬は出さない方針なのではないか?と思われます。

帰ってから、友人小児科医に聞いたら、

「私なら、パラセタモールとイブプロフェンを3・4時間おきに交互に飲ませるよ。パラセタモールは熱を下げる力が強いけど、イブは炎症を抑える作用もあるから。」

とのこと。

 

これも日本で勤務経験のある友人医者からしたら、信じられない対処方法だけれど、

ドイツでは割と一般的な話。しかも、お薬の成分量が日本に比べてものすごく多いらしいです。

 

そして、隣で寝ていた私が移らないはずもなく…週末は長女と共に高熱でダウンしていました。

とにかく、長女が倒れた時から、下の子二人は隔離することに専念していました。

普段は使わない、リビングにあるソファーベッドで寝てもらい、子供部屋と寝室には入らせない。私が高熱を出してからは、近所の友人たちが手分けして、遊びに連れ出してくれたり、習い事に連れて行ってくれたり、お泊まりまでさせてもらって!

 

夫が長期不在のワンオペなのに食事も作らず、(長女が倒れたあたりから、念の為、作り置きは少ししていました。)ひたすら寝続けられる奇跡的な環境を与えてもらい、もう、感謝の気持ちしかありません。

新たな歳を迎えた日もベッドの中でしたが、周りのみんなの心遣いにたくさんのエネルギーをいただいて、驚異の3日で回復!!

デトックス完了、さらに強化され、今度はいつでも頼られる気満々でいます😊

 

母が倒れては、やはりどうしようもないのですが、頼れるところに頼るしかないです。

そして、さっぱり元気になったら、いつも以上に感謝を込めて、今度は頼ってもらえる様に振る舞うのが良いのじゃないか、と思います。

 

長女は全快するまでにほぼ1週間を要しましたが、今週から元気に登校してくれたので、ホッとしています。

 

「ママ、スパンコール頑張ってくれたのに、ごめんね😭」

そう、週末にあった長女のローラースケートショーにはもちろん出演できず、落ち込む長女。

 

もうそんなこと、どうでもいいんです。

 

熱せん妄で虚ろ目におかしなことを言い出した彼女が、全快してくれたのだから、

もう、次の舞台に向けて頑張ろ〜。楽しみにしているから。あ、衣装作りじゃないですよ笑



 

番外:遠く離れたところで過ごす夫も39度の熱で同時期にうなされていたのですけど…

これも家族の絆なのか…笑笑