Moin Moin北ドイツに暮らす→南ドイツで暮らしはじめました

食いしん坊オペラ歌手の夫と3人の食べ盛りの子供達との楽しい食卓、バイリンガル教育、音楽、オペラ情報等を北欧ほど近い北ドイツの街から、お届け☆→2020年フランスほど近い南ドイツに引っ越しました。

本場ドイツのシュトレンStollenのお話〜基本のシュトレンChriststollenレシピ

今日は、ドイツのクリスマスのお菓子の代表と言えるシュトレンStollenの種類と配合について、

ドイツ語のWikiを参考にして、ちょっと詳しく書いてみますよ😊

 

最近は、日本でも人気が高まってきて、パン屋さんやケーキ屋さんの店頭にも置いてあるのでしょうか?

日本で買えるシュトレンを頂いたことがないので、なんとも言えないのですが、本場ドイツのシュトレンは、種類も多く、それぞれに細かい規定が定められています。

 

【種類】(全て小麦粉が100としての重量)

 

Christstollenクリストシュトレン:油脂(バター等)最低量30〜60、砂糖10〜20、水分20〜40、イースト6〜10、塩1〜1.5、全卵0〜20、ドライフルーツやナッツ60、

 

Mandelstollenアーモンドシュトレン:バター最低量30、アーモンド30以上、

 

Marzipanstollenマジパンシュトレン:バター最低量30、生地の重さの5%以上のマジパン、

 

Mohnstollen芥子の実シュトレン:バター最低量30、けしの実20以上、

 

Nussstollenナッツシュトレン:バター最低量30、ナッツ20以上、

 

Butterstollenバターシュトレン:バター最低量40、ドライフルーツ70以上(多くて10種まで、アーモンドやマジパンを加えても良い。)

 

Quarkstollenクヴァークシュトレン:バター最低量20、クヴァーク(フレッシュチーズ)40以上、

 

そして、シュトレン発祥の地と言われているドレスデンでは、特に材料の産地と質が厳しく定められています。

 

Dresdner Stollen:バター(マーガリンは不可)最低量50、干しぶどう65、レモンピールやオレンジピール20、アーモンド15、人工保存料の使用は禁止、

 

 

de.m.wikipedia.org

 

さて、日曜日から既に大小6本焼けました😋

レシピは、saki家にあった「ドイツのクリスマスのお菓子本」からです。

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🌟Christstollenシュトレン🌟

【材料】25cm 約500g 3本分

生地:

牛乳 185ml、生イースト 1個(42g)、砂糖 100g、

強力粉(typ550) 500g、塩 ひとつまみ、卵 1個、バター 250g、

シナモン、カルダモン各小さじ1/8、

 

レーズン 150g、ラム酒 60ml、レモンピール、オレンジピール 各50g、

アーモンド(または胡桃)100g、

 

*ナッツはお好きなもので、そのままでも砕いても良いです。

 

仕上げ用:バター 50g〜、粉砂糖、

 

【作り方】

1、予備発酵:

小鍋に牛乳を人肌程度に温める。生イーストを割り入れ、砂糖小さじ1と小麦粉大さじ4も加え混ぜる。30分寝かせる。

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2、捏ね、1次発酵:

大きなボウルに残りの小麦粉、残りの砂糖、塩を混ぜる。真ん中をくぼませ、卵、溶かしバター、1のイースト生地、シナモン、カルダモンを加え、よくこねる。

丸くまとめたら、ボウルに湿らせた布を被せ、暖かい場所で1時間発酵させる。

 

3、発酵させている間に、レーズンは熱湯をかけ、水気を切ってからラム酒に浸けておく。(その後、4に入る前にラム酒の水気を切っておく。)

 

*アルコールが効いていた方が良い場合は、数日〜数週間ラム酒に漬け込んだレーズンを使っても良いです。

 

4、ガス抜き、ベンチタイム:

生地のガス抜きをし、2cmの厚さに広げる。アーモンド、レモンピール、オレンジピール、水気を切ったラムレーズンを満遍なく広げる。全体に行き渡るように軽く捏ねる。3等分に分けて、それぞれ丸く整え20分布をかけて置いておく。

 

5、成型、2次発酵:

めん棒で楕円に広げ、手前1/4を巻き、奥から残り3/4を手前に被せ、シュトレン型に整える。(約20cmが3本)オーブンシートを敷いた天板に間隔をあけて並べる。

湿らせた布をかけて、約1〜1.5時間発酵させる。

 

6、焼く、寝かせる:

180度に予熱したオーブンで約45〜50分焼く。

熱いうちに溶かしバターを満遍なく塗り、粉砂糖をまぶす。

1週間寝かせる。サーブする前にもう一度粉砂糖をしっかりまぶす。

 

*全ての材料を半分でも良いです。その場合は焼き時間を40分程度で調整してください。

18cm強250gが3本焼けます。

 

Guten Appetit 😋どうぞ召し上がれ😋

 

 

毎日(1週間待たずに😅)少しずつ頂いていますが、やっぱり、段々と角が取れて味がまとまってくる感じがします。

レシピはほぼ、これで良いと思うのですが、パン作りに慣れてはいないので、発酵の見極め、ガス抜き、成形あたりで、もう少し改善の余地がありそうです。

材料はあと10本くらい焼ける在庫があるので、もうちょっと練習します〜笑笑

 

 

スター・ブックマーク・コメントをいつもありがとうございます😊

id:tayorakoさん、

やっぱり…最近、はてブがおかしいと思ってはいたのです😭みんなのブログにブックマークできないことも多々ありで…アイコンが見えないってどんな状況なのでしょう??(←無知すぎてすみません💦)この状況をお知らせしてくれてありがとうございます!

 

手作りシュトレン、意外とやってみるもの!でした😊

 

id:himegumatanさん、

日本の気温差激しそうですね…お身体に気をつけてくださいね。

シュトレン!ですよ〜😆

 

id:bio-lifeさん、

ドイツのクリスマスは派手過ぎず、心に染みる暖かさがあります。在独数年までは、物足りなさも感じたのですが、今では、静かなクリスマスがしっくりきます。

 

id:happy-ok3さん、

こちらこそありがとうございます😊

私もクリスマス準備をそろそろ始めないと!とちょっと気が焦ってきました笑

 

id:yasumarutaiwanさん、

確かにGoogleの発音はカタカナ表記難しいですね😅

Stollenは、「トー」と伸ばさなければ、現地でもカタカナ読みで通じます😊

 

id:mashley_sltさん、

カタカナ表記って日本人にとっては?便利なのですが、一歩外に出るとちょっと厄介な存在にもなるのですよね…😅カタカナで母音の微妙な深さとかが表現できないのが、難しいところなのかなぁ。

 

id:ot_nailさん、

いつか完全帰国することがあれば、きっと行動範囲が近そうなので!お裾分けできますね😁

 

id:addieayumiさん、

シュトレンが買えるお店、横浜、鎌倉にはありそうですね。なんと、在独歴は長いのに、今年初挑戦なのです😆まだまだ研究中です。